だって、だってなんだもん。

愛がなくても始まるのに、愛がないと続かない

なんて素晴らしい世界なんだ


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今年いっぱいのジャニーズのアリーナ規模コンサート全公演の中止が発表されました。コロナの感染拡大状況を鑑みてのことです。

 

私は、参加の切符を持っていたSexyZone、ジャニーズWEST、なにわ男子の現場がなくなってしまった。しんどい。あぁしんどい。無理。無理of無理。今年の現場、1月の京セラと青木さん家と8月の錦戸ファンミだけって、まじかよ。嘘だろ。絶望だよ。何のための労働…?何のための人生…?何のための給付金…?新しいアルバムが出て、コンサートツアーが決まって、やったー!!って沸いて、グッズ買って、延期になって、泣いて、振替決まって喜んで、やっぱり止めましょう中止です…って、、、

 

 

\なんて素晴らしい世界なんだー!!/

 

 

ふとした時に、道枝くんの笑顔と高らかな声が脳裏をよぎる。8月19日ドリアイなにわ男子のラスト配信でファンファーレ!を歌うみっちーが、“忘れられないよ”というセリフの箇所をアドリブでこう叫んだのです。まさに、忘れられない一瞬となったシーン。

 

 

コロナが蔓延するこんな世の中クソ喰らえ。つまんない。つらい。しんどい。もう嫌だ。何もかも嫌だ。耐えられない。早く元の生活に戻りたい。早くまた密な現場でアイドルを見たい。仕事がしんどい。友達と場所や時間や距離を気にせず遊びに行きたい。会いたいときに会いたい。現場が欲しい。コロナのせいで2020年の予定が何もかも変わってしまった。くそう。こんな世の中、こんなコロナに縛られた世界なんて、、、

 

 

\なんて素晴らしい世界なんだー!!/

 

 

全然素晴らしくない。全ッッッッ然つまんない。全ッッッッ然楽しくない。だけど、大好きな先輩の曲の、美味しいパートを独り占めにして全力の笑顔で歌って踊る道枝くんの姿がとても素晴らしくって、そんな嬉しそうな道枝くんを囲む楽しそうななにわ男子のメンバーが素晴らしくって、スマホの画面いっぱいに映る松竹座の風景は間違いなく素晴らしい世界だった。

 

日を追えば追うほどコロナの状況は深刻になっていて、毎日報道される新規感染者数にももう驚かなくなるほど感覚は麻痺していて、「新しい生活様式」「新しい日常」にもいつの間にか慣れてきていて、ほぼ毎月どこかしら何かしら現場があるジャニーズもあり得ないほど現場がなくなっていて。そんな今、このなにわ男子の配信のファンファーレ!を見返せば見返すほど『なんて素晴らしい世界なんだー!!』という叫びが重く刺さる。

 

 

世界の状況に絶望しているなかで、アイドルのキラキラした姿を見れる画面越しの世界は素晴らしかった。そんな画面のなかで大好きなアイドルたちが「なんて素晴らしい世界なんだ あれもこれも君も」って歌ってくれていて。

配信日当日は友達と一緒にリアルタイム観賞会していて、セミ男みっちーにめちゃくちゃ沸いていたのに、余韻に浸ってひとりで見返すファンファーレ!はとてつもなく切ない曲に感じてしまうのはどうしてだ。あんなに\みっちぃ~~~~~~!!!/(←※大橋のマネで)って叫んでいたのに。(笑)。

 

 

7月28日から始まったJohnny's DREAM IsLAND ~大好きなこの街から~、8月25日のAぇ!groupの配信をもってフィナーレを迎えました。毎週楽しみをありがとう。楽しんでる姿をありがとう。元気と笑顔を届けてくれて本当にありがとう!ずっと楽しかった!

 

私たちは画面越しでも君たちの姿を見れるけど、無観客の客席を前にパフォーマンスする君たちの目に会場の風景はどう映ったのだろう。空っぽの席に何を感じただろう。

 

会場までの行き帰りで満員電車に揺られることもなく、グッズ並びにずっと立ちっぱなしで足が痛くなることもなく、開演時間に合わせて食事やトイレを気にすることもなく、見られるかもしれないなんて思っちゃってメイクや髪の毛をこまめに鏡で確認したりすることもなく、当落なんてものに揺れることなく、お金を払えばみんな平等な席で、家に居ながら寝っ転がっても酒飲みながらでもリアルタイムのアイドルの姿を見れる・リピりたい場面をひたすらリピれる「配信」のコンサート、それはそれで楽しかった。たしかに、楽しかったんだ。

 

でも、今は、行き帰りで疲れる電車も、友達と待ち合わせする瞬間も、グッズを買えたときの興奮も、行列が続く会場付近の食事処や女子トイレも、席が分かって一喜一憂するデジチケも、終演後に崩れてるメイクも、押して押されての規制退場も、自担ばっかり追ってて他のメンバーがやってたことを見逃していてそれぞれ語り合う友達とのお喋りの時間も、行きより帰りのほうが重い荷物も、あれやこれが全部懐かしくて愛しい。いつもはだるいなって思うことも、それも含めて「現場」だったんだなって気付いた。あの日常、なんて素晴らしい世界だったんだ。

 

 

こんな状況下で、配信という形を選んで全力で楽しませてくれてありがとう。今キミの八月の全てくれてありがとう。

 

窮屈になってく世の中だけど、窮屈になってる生活だけど、君たちの姿を見て「なんて素晴らしい世界なんだ」と言える余裕を持っていたいです。そちらからは客席にいるはずだった私たちは見えてないかもしれないけど、君たちはどうかその素晴らしい世界で歌って踊っていてほしいです。でも、こんな世界、早くなくなってほしいです。マスクをせず、密になって、大好きだと大声で叫びたい。逢いたいとき逢うのが全てじゃなくて、幸せ…辛さ…背中合わせの一線違いであって、絶妙なバランス保ってるたった今、わたしとあなた、ワガママだけど…はよ逢いたい。です。

 

 

「配信」というリモート現場、楽しみにしています。『Show must go on.』。ジャニーズのエンターテイメントの心意気に感服です。ありがとう。なんて素晴らしいジャニーズイズムなんだ。どうか、安全で健康でありますように。これを読んでくれているあなたも、わたしも、大好きなアイドルたちも。