だって、だってなんだもん。

愛がなくても始まるのに、愛がないと続かない

そこに錦戸亮の姿がなくても世界は簡単に回った

9月3日、十五祭のオーラス終わったとき、安心したんだ。楽しかったー!とか、おもしろかったー!ってより、一番はじめに思ったのは、ホッとした…っていうのが素直な感想だった。ステージにいる錦戸亮は、歌って踊ってギターを弾いてる錦戸亮は、かっこよくてかわいくてかっこよくて儚くてかっこよくてかっこよくて。いつものごとく、相変わらずステージから去るのも早くて。名残惜しくもなくて。未練がなくて。最高で最強の~を叫んで。最後に『to be continued...』の文字が出たとき、あっ続くんだ、よかった、って思った。安心した。


十五祭だと言うのにマスコミの囲み会見もなく、十五祭だと言うのに最後の挨拶が生の姿じゃなくて映像で済まされ、十五祭だと言うのに錦戸亮の映像でのコメントはこれまでのことでもこれからのことでもなくただのメンバーコメントのプロローグでしかなく。

十五祭だと言うのに、6人で始まり6人で幕を閉じた十五祭だと言うのに、いきなりオーラスに現れた、いろは節の8体のBOYたち。

思うところ、心がザワザワするところがあったけど、十五祭オーラスを終えても続くんだこれからもあるんだって思ったら、そんなの全部消えた。あー、いらん心配したわー、よかったー、…かっこよかったー、十五祭終わったばっかなのにフラグ立てるの早くねー?(笑)おっさんたち頑張るね~。って。思った、のに。



3月に報道があってから、あー、いよいよなのかなって思ってた。目をつけられる時期に来たのかな、火のないところに煙は立たないのかなって。すばるくんのフライデーを絶対ありえないしwって鼻で笑ってた矢先に現実になってしまった経験から、『マスゴミを信じない』ということを100%信じれなくなってしまったのかもしれない。(盛大な皮肉を込めてマス“ゴミ”と言っています)


それから、ドラマのなかの錦戸亮も、バラエティーでの錦戸亮も、歌番組での錦戸亮も、雑誌での錦戸亮も、いつでも『いつものりょうちゃん』だった。変わらなく錦戸亮だった。だから、信じてた。りょうちゃんの居場所は関ジャニ∞なんだって、なんだかんだひとりでいるのが寂しい人なんだからって、当たり前に思ってた。


十五祭オーラス、覚悟していた。


覚悟していたから、そこにいつものりょうちゃんがいて、何の発表もなくて、to be continued...で終わって、安心したの。

オーラスの前日に私こうやって呟いてるの。

「未来の私へ。9月3日、何があろうと、強き気持ちでゆけ。“信じない”ってことは“信じる”っていうことよりずっと簡単だろう、その分傷つかなくてすむ…ってカバチタレ!でも言ってた。傷つく覚悟で、強き気持ちでゆけ。」


でも、覚悟して行ったはずのオーラスで見たのが、最後の『関ジャニ∞錦戸亮』の姿になっちゃった。


掛け持ちの私は、やっぱりどこかで何かを少しずつ我慢しないといけなくて、幼なじみの結婚式があったばかりでお金に余裕がなかったってのもあるけど、十五祭のグッズは買わなかったの。欲しかったけど、どこかで『また今度があるし…!』って信じてたから。また今度買おう、来年のコンサートで買おう、来年にお金回しておこう、記念の十五祭だけど、これが最後じゃないもんね、来年のグッズのビジュの方がきっといいだろうしw、最悪ここじゃなくても手に入るだろうし、お金ないし、振り込みも控えてるし、、、って色々と理由をつけて。空いていたグッズテントを素通りした。後に、盛大に後悔することとなるのを開演前の私は知るよしもない。


ドームに集まるエイターが、エイターの声が、色んな感情が高まっていて、緊張したのを覚えています。静かに興奮してた。覚悟はあった。最後かもしれない、でも最後じゃないかもしれないとも思っていた。

1年ぶりに見たりょうちゃんは、いつものりょうちゃんだった。


本編中盤ぐらいかな?ここにが流れて、メインステの巨大モニターをバックに、『始まるんじゃない 始めるんだぜ!!』って映し出される歌詞をバックに、力強くマイク持つりょうちゃんを見たときに、本当にふと泣いてしまった。泣くようなセトリの流れじゃなかったし、泣くようなバラードなんかじゃないのに、本当にふと、ぎゅうっと心が締め付けられたんだ、あの時。自分でもよく分からなかったけど。
そのあとちょっとボーッとしちゃって、なんの曲だったか覚えてないけど、センステに繋がる花道のところでヤンマーが歩み寄って肩組んだ瞬間があったんだよね。その時もなんか心がぎゅうってなった。肩組むなんてコンサートではよくある光景だし、絡むコンビではあるけど、なんかヤンマーが肩組んだときにふと“最後”って言葉がちらついちゃったの。これはオタクの勘。女の勘。本当になんとなくなんだけどそう思った。結果として、その勘は残念ながら当たっちゃうんだけど。部活の引退前最終試合のときに組むスクラムのような、ずっとつるんでいた親友が遠くにいってしまうときのお別れの握手のような、地球の反対側ほどの遠距離カップルがまたねってするときのキスのような、美化して言うならこんな感じのヤンマーの肩組みだった。ほんの数秒の出来事だった。りょうちゃんもヤスくんもいつも通りに笑ってた。




この目が見たのは、ずっと見てきたのは、いつだって『いつものりょうちゃん』だったのに、少しは予兆を感じていたのに、でもりょうちゃんからは予兆なんて感じなかったはずなのに、りょうちゃんの言葉じゃなくてマスゴミの報道の方を信じてしまっていた自分がいたんだって自分に失望した。覚悟をしてオーラスに入るってことがもうそういうことだったんだって。ごめんねりょうちゃん。






9月5日の16時、発表されたとき、
悲しいとか、悔しいとか、なんでとか、やっぱりとか、なんか色んな感情がごちゃごちゃになって、あーーーーーー虚無感ーーーーーーって感じだった。涙も出てこなかった。自担がグループを抜けるのは、NEWSの錦戸亮に次いでたった2度目の経験だし、自担がジャニーズ事務所を辞めるのは初めてだったから、自分がどういう表情すればいいのか分からなかった。どういう感情になれば正解なのか、錦戸亮担としてどう思えばよかったのか。自担とはくくってなかったけど好きだった赤西とか顕嵐とか慎吾くんとかがジャニーズを辞めたときと比べ物にならないくらい、感情がぐちゃぐちゃで本当に分からなかった。泣きたいし、泣きたいし、泣きたかったけど、いつものりょうちゃんを信じきれてなかったのは自分だし、やっぱりかって思っちゃってる自分がいたし、どういう未来が待っていてもりょうちゃんのことを信じる☆応援する☆なんて前向きになんてなれなかった。なれない。信じてないわけじゃないし応援してないわけじゃない。


応援したいけど、錦戸亮関ジャニ∞を辞めてまで、ジャニーズを辞めてまでやりたいエンターテイメントが分からないんだ。現時点では。



ひとりで映画にもドラマだって主演できる、主演する作品の主題歌だってグループが担当できる。舞台だってやれる。ドームでコンサートもできる。好きなように作詞作曲できるしそれを好きなようにアレンジして好きなようにコンサートで披露できる。雑誌にだって当たり前に載るし、CDもコンスタントに出せるし、24時間テレビのパーソナリティーもできるし、バンドのフェスにも参加できるし、有名パークのアンバサダーにも選ばれるし、何より寂しがり屋なあなたの周りにはそのエンターテイメントを一緒に楽しんでくれる昔からの仲間がいるじゃない。決して数は多くはないけど、好きな先輩も好きな後輩もいるじゃない。博貴とすばるくんが残してった場所があるじゃない。何よりあなたがNEWSを辞めてまで続けてきた守ってきた戦ってきた楽しんできた場所じゃない。



そこから離れて何がしたいの?そこで何がやりたくなかったの?そこでやりたいことはやりきったの?これから何をするの?マスゴミにはコメントするくせに、ファンに向けての言葉はないの?そんな簡単な数行の言葉であなたのジャニーズ人生幕を閉じるの?to be continued...って言ったくせに6人の関ジャニ∞続かないじゃん。動画も流してくれないの?レンジャーも更新してくれないの?5人は何故そんなにあっけらかんと動画に映ってるの?すばるくんの会見のときは、強がりで泣き虫なヨコは泣いてたし、大倉は納得いってない顔プンプンだったし、すばるくんの終わりに向けてレギュラー番組もちゃんと7人のエンディングを作ってくれたのに、9月5日以降いきなりパツンとりょうちゃん出演なくなるの?この前放送したのが最後の収録でしたって事後報告?ラジオや生放送でコメントしてくれたメンバーはいるけど、正直、エッそれで終わりですか?って感じですが?それ以外の皆さんは?5人も、りょうちゃんも、それで終わりですか?ファンのためにとか言いながら、関ジャニ∞を残すのは、続けるのは、解散案があったけど解散しないのは、ファンのためですか?何のためですか?誰のためですか?甘えさせてくれるおにぃたちから離れて、一緒につるんでた年下組とも離れて、りょうちゃんはひとりで大丈夫ですか?5人はグループのかわいいヤンチャ坊主を手放して大丈夫ですか?りょうちゃんはレンジャー更新しないんですか?9月末まではジャニーズの人間ですよね?私はジャニーズwebの月額費払ってますが?こんなんで終わりですか?6人の関ジャニ∞は泡沫の夢でしたか?関ジャニ∞錦戸亮はそんな簡単に終わっていいんですか?5人は関ジャニ∞錦戸亮をこんな簡単に終わらせていいんですか?💢💢💢💢💢💢



すばるくんが辞めるとき、『関ジャニ∞錦戸亮として、過ごせる間は精一杯やりたいと思います。』っていう言葉に、無限大の可能性があるなって感じたんです、正直。良くも、悪くも。


人や物には固執しないけど仲間は大事にする人だと思ってる。アイドルを目指してアイドルになったわけでもないし、アイドルアイドルすることがあんまり好きじゃないんだろうなとも思ってる。才能ばかりの人、だけど、だから、努力もしてきた人。楽しいだけじゃなく、嫌なこと辛いことしんどいこともたくさん経験してきた人。アイドルの自分に未練があったりこだわりがあるんじゃないんだろうなとも思ってた。だから、いつか辞めるんたろうなとも思ってた。いつか。


それでも、
こんな終わり方、終わらせ方、
腑に落ちない。



人生の半分以上錦戸亮担やってきた私が全然成仏しない。


こんな時でもブラックタイガー蜂矢先生は『腑に落ちないぐらい我慢しなさい!青春なんだから!』って言いますか?『腑に落ちたら忘れちゃうってことだ。大人になって思い出すのは腑に落ちない思い出ばっかりだ。それが青春!』ですか?平ちゃん。


青春そのものだった錦戸亮はいくらなんでもこんなに儚かったですか?


ひたすらDVD見たり、ひたすら見なかったり、NEWSを懐古したり、りょうちゃんが好きな女のタイプとして言い続けてたロングの女やめてバッサリ髪の毛切ってみたり、過去を思い出したり、これからを思い描いたり、ひたすら大好きな曲たちを聴いたり、ひたすら聴かなかったり、色々やってみたけど、やっぱ無理だ。全然無理。



受け止める時間が足りない。ってか無い。
与えてもくれない。
エンディングに向けて準備すらさせてくれなかった。
ツアーオーラスが関ジャニ∞としての最後の活動でしたって。なにそれハァ?アラサー社会人のくせに報連相できねえのかコラ。ハァ???


さっさと辞めすぎだよりょうちゃん。
さっさと諦めすぎだよ6人の関ジャニ∞
さっさと諦めすぎだよ5人。



別にりょうちゃんが辞めたいなら辞めればいい。関ジャニ∞永久就職、ジャニーズ事務所永久就職なんて思ってない。そこでやりたいことがやりきったなら、やりたいことがやれないなら、やりたくないことがあるのなら、辞めればいい。りょうちゃんは不器用で器用で魅力と才能の塊の人で、何より私が惚れた男なんだから、どこでだってやってけると思う。自分の人生好きに生きなよ。自由に生きなよ。行きなよ。間違った方向とか、犯罪とかじゃなければ、なんだってやればいいよ。やりなよ。やってよ。自由に生きるりょうちゃんが好きだもん。錦戸節炸裂の錦戸亮が大好きだもん。…とは思うよ。思うけど。





『ジャニーズの錦戸亮』に未練タラタラだ、私。





もう永遠なんて信じないから、信じれないってことをりょうちゃんが証明してくれちゃったから、見せてくれる夢の中に夢を見ないようにするから、せめて、あなたの言葉で、いつもの錦戸節で、ファンのための言葉をください。ジャニーズ錦戸亮としてジャニーズ錦戸亮への言葉をください。












関ジャニ∞錦戸亮関ジャニ∞錦戸亮として最後に出したシングル『crystal』の一番最後のフレーズが壮大なフラグになってたなんて思わなかったよ。



「僕らは 旅人」